激走!5000キロ THE GUMBALL RALLY [映画・TV・音楽]

昨日の答え・・・
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映画「激走!5000キロ 原題:THE GUMBALL RALLY」 の1シーン。
秘密のガレージ(?)でのクルマの整備シーンのクルマとその配置でした。ポリスカーは、このカットではどこにいるか不明。この後のカットでは右奥なのですが、スペースの都合で左に置きました。カマロはまだ運びこまれていないかな?
私のモデルカー収集のテーマの一つは、この映画に登場するクルマです。
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映画「激走!5000キロ 原題:THE GUMBALL RALLY」 1976年
ニューヨーク⇒ロサンゼルス間約5000キロ、非公式公道レースを描いた非常に真面目なコメディ映画です。 
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ストーリー
青年実業家バノンは、会議にうんざりしていた。彼はおもむろに悪友スミスへ電話をかけ一言「ガムボール」と告げる。 
合言葉に呼応して集結してくるメンバー。
そして、バノンとスミスの逮捕に情熱を燃やすロスコー警部もまた・・・。
大陸横断非公式レースが始まろうとしていた。
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1970年代後半、「コンボイ」、「トランザム7000」、「キャノンボール」など、でかいクルマがこれまたでかいアメリカ大陸を豪快に走り抜ける映画が多く作られました。 その中でも、比較的はじめの頃の映画だったのではないでしょうか。
この映画、傑作という人と駄作という人がいて、評価が極端です。
(私は、この後に製作された「キャノンボール」のほうがよっぽど駄作だと思うのですが・・・。)
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当時実際に行われたいた大陸横断レース「キャノンボールラリー」を題材にしています。(前述のように、この後、そのものの「キャノンボール」という同一ネタの映画が製作されます。)
 監督はスタントマン出身のチャック・ベイル。 出演者もあまり有名な俳優さんはでていませんが、登場する自動車が渋い・・・。 当時スーパーカーブームの中で、フェラーリやランボルギーニにしか目が行かなかった多くの子供には見向きもされませんでした。 しかし、現在の眼からでも、これらの車種選択のセンスは抜群だったと思えます。
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 有名な俳優さんはでていません。派手なスタントもありません。アクション、サスペンス、スリル、謎解き・・・ありません。 お色気・・これは少し有りかな?
この映画のスピリットは、映画中のバノンの台詞に言い表されているような気がします。
メンバーを集めた夕食会、「ガムボールラリー」開幕を告げるバノンのスピーチです。
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...you have been selected because you have the necessary skills.
You are hear because you have the determination to succeed.
中略
For those of you who do ...
there will be no glory, no headlines.
But...just  a few magic hours flat-out against the red-line...
...with no catalytic converter....
...and no 55-mile-an-hour speed limit.
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栄光も、紙面のトップを飾ることもない。でも、ちょっとだけ魔法の様に魅力的な時を得ることができる。
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最も有名はシーンは、クライマックスで、ロスの水の引いた水路をスピンしながら、じゃれあうように疾走するコブラとデイトナ。
純粋にクルマを走らせるのが好きでたまらない・・・そういう思いが画面から伝わってくるような映画です。
・・・なんて書くと褒めすぎかも。
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日本版DVDはリリースされていませんでしたが、この夏ツタヤ限定でリリースされました。
残念ながらこれは、VHS版をDVD化したらしいもので、4:3画面で画質も悪いそうです。
(私は結構前にアメリカ版を取り寄せました。)
日本語版は2種あり、フランコを伊武雅刀が演じたバージョンが断然面白いです。そのような映像ソフトも存在しませんが。 つくづく残念。
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登場人物と使用車種(詳細は不明なんです[もうやだ~(悲しい顔)][もうやだ~(悲しい顔)][もうやだ~(悲しい顔)]
① バノン、サム組  コブラ427
② スミス、フランコ組 フェラーリ365GTS/4 デイトナ・スパイダー後期型
③ プレストン、ギブソン組 シボレー・カマロ
④ アリス、ジェーン姉妹  ポルシェ911Sタルガ(ナロー)
⑤ アンディー、バーニー(じいちゃん組) メルセデス・ベンツ300SL ロードスター
⑥ 警官コンビ  ダッジ・ポラーラ
⑦ ラプチェク   カワサキKH400
⑧ 名称不明コンビA  ジャガーEタイプ ロードスター シリーズⅢ
⑨ 名称不明コンビB  シボレー・コルベットC3 スティングレイ
⑩ 名称不明4人組   ダッジ・バン
⑫ 飛び入り ホセ、アンジー  ロールスロイス
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以降、「激走!5000キロ」ネタを随時・・・。

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コメント 6

たんすにごん

さっき『激走!5000キロ』久々観たので
画像ググったらここにたどり着きました。
素晴らしいコレクション画像!羨ましいです。
by たんすにごん (2015-02-25 00:51) 

エル

たんすにごん様、はじめまして。コメントありがとうございます。
「激走!5000キロ」ファンに方(?)においでいただいて嬉しいです。
私の場合、自動車好き、映画好きになった原点の一つです。(笑)
ミニカーも今後も少しずつご紹介していきたいと思います。
ご訪問いただければ嬉しいです。
by エル (2015-02-25 21:18) 

すいみん

このあいだ、ツタヤで偶然DVDを見つけて借りました。確か中学生の時に見た記憶が。当時はサーキットの狼が流行っていましたが、トランザム7000やコンボイなどを映画館で観て広大なアメリカ大陸に憧れていました。特にこの映画は、車の心地良いエンジン音と、オープンカーならではの疾走感があり、観ている側も同乗している気分がして最高でした。また、登場人物と車のキャラが立っていて、漫画の様に単純に楽しめる映画と思います。ミニカーまで揃えられている程のファンの方がいるとは思いませんでした。昔は車にも個性がありましたねえ。
by すいみん (2017-03-21 20:17) 

エル

すいみん様、はじめまして! コメントありがとうございます。
(しばらくブログを見ていなかったので、お返事が遅くなってしまいすみません。)
私もこの頃の映画で、アメリカ大陸ドライブにあこがれをいだきました。
「THE GUMBALL RALLY」はその中でも大好きな作品です。
自分が実走したのは西海岸からほんの少し入った程度ですが、ゴールを「クイーン・メリー」にしました。
舳を見て、「あそこにラプチェクが突っ込んだのか…」と思いにふけりましたよ(笑)
ミニカーでそのものズバリのものは少なく、現状ではご覧の様に「代理」が多いので、気長にリリースをウォッチしています。
またのご訪問をお待ちしております。
ありがとうございました。
by エル (2017-04-10 11:47) 

ムルシエラゴ

有名は俳優さんは
アダムスファミリーのパパ役でフランコ役の方は有名ですよ。
この方はこの映画の為に車の運転を覚えられたと記憶してます。
僕がスーパーカーを買う為のキッカケになった映画です。
by ムルシエラゴ (2017-04-14 22:44) 

エル

ムルシェラゴ様、はじめまして! コメントありがとうございます。この映画を好きな方がたくさんいらっしゃって、なんかうれしいです。
”有名な俳優はいない” というくだりは確かに誤解を招きますね。
「キャノンボール」のような、豪華俳優を揃えた映画ではない…といったニュアンスです。
この記事を書く前に(念のため)調べたのですが、出演陣の中で当時主役を張れた俳優さんはやっぱりマイケル・サラザン位だったんじゃないですかねぇ~(個人の感想です。)
ちなみに私が当時知っていた俳優さんは、ノーマン・バートン位でした。(←「タワーリング・インフェルノ」を劇場で観ました・・・スーザン・フラナリーも出てたんですね。)
マイケル・サラザンはこの映画で知りました。
ラウル・ジュリアやゲーリー・ビジーのように後年有名になった俳優さんのことは、実はここ15年位の間に知った(気が付いた)のでした。「なんだ? ここに出てたんじゃん!」って感じです。
そういう意味では、実は地味に豪華だったのかもしれない…。
ところで・・・
スーパーカーをお持ちなのですか?
車種は何ですか?
うらやましい…
by エル (2017-04-23 19:09) 

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