S&W M19 コンバット・マグナム [モデルガン]
S&W M19 コンバット・マグナム 4インチ .357マグナム
USAでは警察拳銃として人気のあった銃。 扱いやすい中型のKフレームで357マグナムが撃てる・・・とはいえ、耐久強度は十分ではなく、すぐガタがくるとか。 普段は.38スペシャル(+P+なんて弾もあったし)を使って、イザっというときに357マグナム”も”撃てる・・・程度に思っていたほうがいいそうです。
日本では 「ルパン三世」の相棒である 「次元大介」の愛銃として有名ですね。(余談ですが、声優さんが一新した中で、次元の小林清志さんが留任されたのはうれしかった。)
このモデルガンは、「ハートフォード」なるメーカー・ショップが最近リリースしたもの。 元はやはり20年以上前に「CMC」なるメーカーがリリースしていたものを、金型を入手、改修して蘇らせたモデルガンです。
外箱。 感じ良いです。
こんな感じで入ってます。(ホントはマニュアルがこの上にのっています。)
S&W M19 コンバット・マグナム
4インチ銃身モデル
美しい銃だと思います。
このCMC版は、決定版といって良いものだと思います。(良いとこばかりではありませんが。)
ハートフォードでは、各ロット毎に改良を加えています。
今回(多分3rdロット)での改良点はここ。
フレームラグを実銃通りの形状にし、金属の別パーツとしました。(キットではモールド)
右サイド
CMC版では、フレームのグリップ部で、内部の金属フレームが途切れており、その部分の強度が弱く、メインスプリングのテンションだけで、普通に置いておくだけで、グリップが折れるという大不良製品でした。ハートフォードでは改修したようで、同じ現象は(少なくとも私は)起きていません。
シリンダーは、カートリッジのリム部まで収まる”カウンターボアード”。 シリンダーがフレーム部まであるので、長く、かっこいいです。
タナカでリリースされているものは、後期のカウンターボアーが廃止されたもので、差別化されています。 シリンダーはリムが露出する分、短くなります。
さて良いことばかりではありません。
しっかり残るパーティング・ライン。
変な仕上げされるよりはマシという考え方もありますが・・・。
シリンダー上部、トリガー部(4枚目の写真)に派手に残るバリ。
極めつけは、フレームのぐちゃぐやな刻印。
ここは、先回のロットで、綺麗に "MADE IN U.S.A.” に 改修されていた箇所なのに・・・今回は金型が破損しているのでしょうか?
2.5インチモデルでは、レーザー刻印かなにかで入れ直しているそうです。 6インチと4インチはこの状態でリリース。
普通金型直すでしょう?
ガスガン等が、仕上げも綺麗で比較的適価なのに比べ、これが非主流である”モデルガン”の現状を表しているような気がします。
言っては悪いですが、これが20kもする製品の品質と考えると悲しくなってきます。 細かいようですが、全体としてとても良いだけに本当に残念・・・。
メカの再現では定評のあった「CMC」の末裔という素性の良さがあるので、ハートフォードには、もっときちんとした品質でリリースしていただきたいものです。 期待しています。
(残念ながら?造りは、やはり最も新しい「タナカ」のものが一番良いと思います。)
PS
「CMC」の6インチモデルでは、トリガーストップまで再現されていました。 ハートフォードでも「スマイソン」では再現していましたが、6インチでは再現していません。 実銃でもたしかオプションだったかと思うので、無くても間違いではありません。 私は4インチに”トリガーストップ”をつけたいんですが、加工する勇気がありません。
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