大地の芸術祭 キナーレ [アート]
「大地の芸術祭」
お客さん数、「キョロロ」は先回比141%!!増。 妻有つまり2.4倍?
確かに今年は、ごったがえしています。
以前は(こればっかりですみません)、エントランスのヘビに触らせてもらえた位のんびりしていました。
T025 越後妻有里山現代美術館 キナーレ
原広司+アトリエ・ファイ建築研究所 2003/2012
さて、十日町中心にあります「キナーレ」。
2003年の作品でもありますが、今年は「越後妻有里山現代美術館」として改装デビューしました。
今回、とても見所がいっぱいです。
入ってすぐ目に入るのが、今年の目玉の一つ、ボルちゃんです。(←誰?)
T231 No Man's Land
クリスチャン・ボルタンスキー 2012
「大地の芸術祭」へは3作目でしょうか。
「生と死」「人間の不在」「記憶」
をテーマに大規模なインスタレーションを展開する世界的アーティスト。
世界中のオファーを断り、妻有で作品を作ったことが、「事件」とさえ言われました。
今回、2006年作品のY052 最後の教室 も、地震の被害から完全に復旧し公開中です。
鳴り響く心臓音。無感情にひっつかんではおっことすクレーン。神の手の元で、贖いきれない人をあらわすのか? はたまた、無情に消費される命なのか? ボロボロの記憶だけが山のように積もっていくのか?
余談ですが、私は、
クリスチャン・ボルタンスキー (最後の教室、No Man's Land)
マリーナ・アブラモヴィッチ (悪夢の家)
草間彌生 (花咲ける妻有)
を「アブナイ 3大巨人」 と呼んでおります。
T230 LOST #6 クワクボリョウタ 2006
今回、以外に気に入ってしまった作品です。
「暗い室内に、小さなあかりを乗せた鉄道模型がゆっくりと走る。すると、床に置かれた越後妻有の織物機具の影が映画のように壁に映り、幻想的な光景をつくり出す。」 (ガイドブックより)
壁に映し出される光景(影絵)は、あたかも、鉄道模型に乗っている自分がその車窓から見ている景色の様。しかもそれは、逢魔が時に別の世界へ向かっているような一種不気味な不安感と反面の期待感を抱かせ、いつまでも身を委ねていたという気持ちになりました。 オススメです。
T222 ○in□ マッシモ・バルトりーニ feat. ロレンツォ・ビニ 2012
T223 粟津潔文庫
美術館を出たところの一辺。 「越後しなのがわバル」というレストランバー、FM十日町のサテライト、ラウンドした壁一面の本棚とその中の粟津潔氏の蔵書の数々や、昔懐かしのアイテム。そして充実したミュージアムショップ。 この空間そのものが作品の一つなのです。
コーヒーを飲みながら、好きな本を手にとって読むも良し。(← いいのかな?)
はたまた、ボルちゃん(!)を見ながらのランチも良し。
今年のキナーレは一日遊んでいたいかも。
会期終了まで、あと22日
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