SIG SAUER SP2022M [モデルガン]
SIG SAUER SP2022M
個人的には、「SIG」といえば、「P210(SP47/8)」という、細身の美しい、精密機械のような拳銃を最初に思いうかべます。
1970年、”SIG” は ドイツの ”Sauer & Sohn” と合併し、プレス加工部品満載?のいかにも安作りの「P220」を開発。 一部のガンマニアを絶望のどん底に叩き落とします。(← おまえ「一人」の間違いだろう・・・。 「P220」は自衛隊でも採用。 日本でライセンス生産をしています。)
しかし、その改良型バリエーションである「P226」は米軍のトライアルに最後まで生き残るほど優秀。
ほぼ採用を確信するにまで至りながら、その座を「ベレッタM92SB-F (92F)」にさらわれてしまいました。
でもその理由が、ベレッタより価格が高かったことと、マニュアルセフティが無かったから…と言われていますから、なんか本末転倒な感じです。
しかしながら、「ベレッタM92F」 は不評なようで、軍の一部や、警察の多くで、この「SIG SAUER」を採用していますから、玄人好みの拳銃の様です。 (映画「44minutes」でも、ロス市警の警官が、ベレッタM92F を、「最悪の拳銃」 と言っています。 そこまでか )
映画でも、「ダイ・ハード」のマクレーンは、1~3まで使用したM92Fから、4ではSIGに変えています。(ブルース・ウィリスのチョイスだったとか。)
「ハワイ Five‐O」 でも、主人公の2人が使っていたような・・・。
前置きが長くなりました。
「SP2022」 は、2004年に登場。
「P226」 を趨勢に合わせポリマーフレーム化+若干の改良を施したモデルです。
口径は、.40S&W・.357SIG・9㎜パラべラム の3種。 もともと前2つの大口径銃として設計されているため、9㎜パラではオーバースペック。
重量は、ポリマーフレームのくせにたいして軽くない。(コントロールしやすく、あえて重くしている。空マガジン付きで855g。)
価格は、自社の「P226」よりは安いものの、他社ポリマーフレーム銃より高価。 金属フレーム拳銃と同等。
なんだかこれだけ聞くと、どこがいいのかさっぱりわからない拳銃に聞こえます。
銃は、トリガー・フィーリングやバランス、打ちやすさ、精度、耐久性など、いろんな評価ファクターがありますから、玄人好みの何かがあるんでしょうねぇ~。
ところで、この「SP2022M」 は、一部の公的機関向けに 「SP2022」 に対して、コック&ロックが可能なマニュアルセフティが追加されたバージョンです。
モデルガン(ガスガン)としては、メーカー「KSC」の限定版。
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