ベレッタ M92FS デザートストーム [モデルガン]
ベレッタ M92FS デザートストーム記念モデル
実銃は、湾岸戦争戦勝記念として1993年にリリースされたモデルです。
この戦争の砂漠という環境下で大きな故障なく任務をこなしたことで、「M92FS」 は一定の評価を受けたとのこと。
さて・・・
写真は、今は無き「MGC」のモデルガンです。 リリース数1000丁足らずという限定品でした。
後に、「新日本模型・MGC」からも再販されました。 金型は「タナカ」が所有していますので、いつかまた再販あるかもしれません。
「MGC」がリリースしたM92の中では、「M96FS」と2機種のみの、FSタイプです。
見慣れたスタイルのM92FSです。
スライド左側刻印。 フレームのシリアルナンバーは、一丁ずつ異なるNoが打たれています。
スライド右側刻印。 英語とアラビア語で”砂漠の嵐” (多分・・・)。 下は戦争の期間。
トリガーガード部の P はプルーフマーク?
「FS」モデルの特徴の「ラージ・ハンマー・ピン」
採用後に発覚したスライド破損事故の対策として、1990年頃以降に追加されました。
(スライドの溝に食い込むことで、破損時にスライドが後方へ飛び出すのを防ぐ対策。)
この対策を施されたモデルは「FS」とされました。
この構造は、現在の新しいモデルにも受け継がれています。
このスライド破損は、工程上の熱処理の不良が原因とされており、その後のトライアルでも合格しています。
しかし、+P等の強装弾をバカスカ撃てる程耐久性や、40S&Wより強装弾に対応できないなど、そもそも強度は必要最小限しかないのではないかと思えます。
それでも、補強版の「ブリガディア」スライドも生産を終了してしまったところをみると、ベレッタは現状で良しと考えている様ですね。
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