大地の芸術祭 蓬平いけばなの家 UPDATED [アート]
蓬平いけばなの家 2006
およそ 「いけばな」 という一般的イメージを覆す意欲的な作品群を展開されています。
假屋崎なんとかさん等を想像してはいけません。
(私の様な凡人には理解不能な)哲学的領域に達しています。・・・と思います。
ところが・・・
難解な上に・・・
へろへろにくたびれていて・・・
写真、撮っていないは・・・、作品の記憶違いをしているは・・・、で散々。
もう一回訪問する予定です。
この空間は、意外というか、居心地悪くありません。
2012/9/12 update 再訪問しました。
D256 明日のために。
宇田川理翁 2012
D260 妻有で座敷わらし
かとうさとる 2012
D263 植物に語らせるもの
日向洋一 2012
D258 無題
大吉晶山 2012
D264 花のわらしべ・てさぐりの間
長井理一 2012
D257 モスラの時代
大塚理司 2012
D262 月の庭から
早川尚洞 2012
会期終了まであと7日・・・
大地の芸術祭 小荒戸集落の2作品 [アート]
アクセス解析をみますと、「大地の芸術祭」と「横山美雪」でご訪問いただいている方が多いようです。 ありがとうございます。
と、いう訳で、 「・・・芸術祭」ネタを少し追加いたします。
小荒戸集落は、「まつだい農舞台」から自動車で3分位のすぐ隣です。
D253 Pure garden キジマ真紀 2012
2009年にも展開していらっしゃいましたが、今回も趣向を変えた作品を主導しておられます。
・・・というのも、作品の多くは集落の方々が製作されているのです。 その一つ一つが、「とても楽しそうに製作されたんだろうなぁ~」と想像できる、可愛らしく明るい微笑ましさのようなものを感じます。
集落を上げて、熱心に取り組まれています。
運が良ければ? しゃべっちょくりの区長さん?の説明を聞くこともできます。
D252 赤ふん集合 関根哲男 2012(2009・2006)
これだけは、ご紹介したくなかった・・・
小荒戸の方々に赤フンのこんな奴らが立っとります。
どこに誰がいるかも、ちゃんとガイドマップがあるので、見逃しませんよ・・・。 (本当に必要かどうかは別ですが・・・(爆))
もはや、なんでもアリ・・・
もっと強力な作品が橋のたもとにありますが、自主規制によりカットされました。
農舞台のすぐそばです。 すぐです。 ちょっと立ち寄れます。 時間とりませんから・・・。
会期終了まであと14日
大地の芸術祭 越後妻有レインボーハット2012 [アート]
K080 越後妻有レインボーハット2012 関口恒男
2006年から毎回この川西エリアで場所をかえながら展開されています。 今回は最大規模です。
作家の関口さんもたいてい作品に張り付いていらっしゃいます。
水を張ったカメの中に鏡。
その鏡で太陽光を反射させ、水のプリズム作用で映し出される美しい虹。昼間と夕方と、時間帯によって虹の色合いが違うそうです。(この写真は夕方5時ころです。)
人が集うツールとしての
虹、民族楽器による音楽・・・
会期終了まであと18日
芸術祭の写真はまだまだたくさんあるのですが、一旦今回でこのシリーズは終了します。
たくさんのご訪問ありがとうございました。
芸術祭はあと20日弱。みなさんぜひ足を運んでください。
私は・・・あと1回は訪問予定でおります。
今日のBGMは、 「道案内」 一青窈
この曲も、レンタルショップでBGMとしてかかっていた曲を、探しあてました。
(← こういうこと、好きなんですね。きっと。)
大地の芸術祭 うぶすなの家 [アート]
T120 うぶすなの家 2006
新潟県中越地震によって被害を受け住んでいた方が移転をされた古民家を改造し、やきものの美術館として再生された家。 1階はレストランでもあり、地元のおかあさんたちの料理が味わえます。 その器も、作家による作品。 2階は趣の異なる3つの茶室。 作家さんたちのすばらしい陶芸作品が普通にそこらへんに置いてある、ある意味贅沢で恐ろしい?空間。
「うぶすなの家」 外観
T122 かまど 鈴木五郎 2006
このかまどで炊いたご飯をいただけます。
ちなみに、この織部のかまど、2000万円也。(← 価値を金額換算してしまう俗物です。)
T121 風呂 澤清嗣 2006
信楽のお風呂。 隠れて?いますが、チェックをお忘れなく。
T124 洗面台 吉川水城 2006
なんて、贅沢な
休憩できる土間。
ここでいただくコーヒーが楽しみ。
T255 黒から生まれた、白の茶碗
加藤亮太郎 2012
白い抹茶碗と黒い匣鉢
T123 表面波、囲炉裏
中村卓夫 2006
T256 宗達の出会った空間
中村卓夫 2012
とても好きなんですが、言葉が思いつきません。
会期終了まであと20日
大地の芸術祭 最後の教室 [アート]
松之山エリアに戻ってきました。
Y052 最後の教室 クリスチャン・ボルタンスキー 2006
6年ぶりの再訪でした。当時小学生だった娘たちの怖がりようは尋常ではありませんでした。 とはいえ、ことしも、ぴったり私にくっついていましたが。
明るい所から、急に暗い体育館に入ります。
たいていの人の最初に目に入る光景がこれかと思います。
僅かに光るランプ。壁に映る、何もない映像。
何も見えないのに感じる風の動き→人の気配?
光はさまよえる魂か?
(あえて途中を大省略。)
鳴り響く心臓音
黒く塗りつぶされた額。
ここにはもう誰もいない。
いた記憶もない。
けれど、まちがいなく、人がいた。
雪に閉ざされたなかで生きる命か・・・
はたまた、死の静寂の中でも、光り続け、忘れ去られることのない、人々の記憶なのか?
会期終了まであと21日
大地の芸術祭 もぐらの館 [アート]
「もぐらの館」 旧東下組小学校全体を利用した、土をテーマにした美術館。
内容はこちら ↓
T257 もぐらの土道
日置拓人+本田匠 2012
(2階廊下も)
地元の土をハンマーで叩いて固める「版築」という工法で制作。この土地の特徴を表現しているという。
T258 土の巡礼
南条嘉毅 2012
土で描かれた絵画。(数点あります。)
以外に気にいってしまいました。
T260 太古の光-BOSO-ECHIGO-YUNNEL
中里和人 2012
T261 輝器-KAGAYAKI 田中哲也 2012
作品の性質上、カーテンの影に隠されていますので、お見逃しなく。
(すみません。写真撮り忘れました。)
T262 今度生まれて来る時も、また
本多祐紀 2012
自分は今、泥沼のような現実にいる。あの葉の上の世界にはいけるのだろうか?
上を向き、目をつぶると、もしかして永遠に起きられないような気がしてきて怖い。
「こ・・・これは?!」
「コメの家」?
2006年作品?
学校の建物の下に押し込まれていました。
会期終了まであと21日
大地の芸術祭 キナーレ [アート]
「大地の芸術祭」
お客さん数、「キョロロ」は先回比141%!!増。 妻有つまり2.4倍?
確かに今年は、ごったがえしています。
以前は(こればっかりですみません)、エントランスのヘビに触らせてもらえた位のんびりしていました。
T025 越後妻有里山現代美術館 キナーレ
原広司+アトリエ・ファイ建築研究所 2003/2012
さて、十日町中心にあります「キナーレ」。
2003年の作品でもありますが、今年は「越後妻有里山現代美術館」として改装デビューしました。
今回、とても見所がいっぱいです。
入ってすぐ目に入るのが、今年の目玉の一つ、ボルちゃんです。(←誰?)
T231 No Man's Land
クリスチャン・ボルタンスキー 2012
「大地の芸術祭」へは3作目でしょうか。
「生と死」「人間の不在」「記憶」
をテーマに大規模なインスタレーションを展開する世界的アーティスト。
世界中のオファーを断り、妻有で作品を作ったことが、「事件」とさえ言われました。
今回、2006年作品のY052 最後の教室 も、地震の被害から完全に復旧し公開中です。
鳴り響く心臓音。無感情にひっつかんではおっことすクレーン。神の手の元で、贖いきれない人をあらわすのか? はたまた、無情に消費される命なのか? ボロボロの記憶だけが山のように積もっていくのか?
余談ですが、私は、
クリスチャン・ボルタンスキー (最後の教室、No Man's Land)
マリーナ・アブラモヴィッチ (悪夢の家)
草間彌生 (花咲ける妻有)
を「アブナイ 3大巨人」 と呼んでおります。
T230 LOST #6 クワクボリョウタ 2006
今回、以外に気に入ってしまった作品です。
「暗い室内に、小さなあかりを乗せた鉄道模型がゆっくりと走る。すると、床に置かれた越後妻有の織物機具の影が映画のように壁に映り、幻想的な光景をつくり出す。」 (ガイドブックより)
壁に映し出される光景(影絵)は、あたかも、鉄道模型に乗っている自分がその車窓から見ている景色の様。しかもそれは、逢魔が時に別の世界へ向かっているような一種不気味な不安感と反面の期待感を抱かせ、いつまでも身を委ねていたという気持ちになりました。 オススメです。
T222 ○in□ マッシモ・バルトりーニ feat. ロレンツォ・ビニ 2012
T223 粟津潔文庫
美術館を出たところの一辺。 「越後しなのがわバル」というレストランバー、FM十日町のサテライト、ラウンドした壁一面の本棚とその中の粟津潔氏の蔵書の数々や、昔懐かしのアイテム。そして充実したミュージアムショップ。 この空間そのものが作品の一つなのです。
コーヒーを飲みながら、好きな本を手にとって読むも良し。(← いいのかな?)
はたまた、ボルちゃん(!)を見ながらのランチも良し。
今年のキナーレは一日遊んでいたいかも。
会期終了まで、あと22日
大地の芸術祭 まつだい農舞台 [アート]
今年の”農舞台”には、でっかいヘビが巻き付いております。
D246 水神 高橋士郎
キョロロにいるでっかいフンコロガシやカブトムシと同じ作者さんですね。
”農舞台”では、
「里山アート動物園2012」
開催中。
”農舞台”のある入口から入ると、モロ(←違います)が出迎えてくれます。
こやつもけっこうでかいです。 噛みつかれない様注意を。
D??? ???? 中里勇太 2012
”農舞台” 内の展示室では、しっぽの生えた変なおじさんが説明をしてくれます。(いつもいるかは不明・・・)
D??? アルマジロ 篠原美奈子 2012
「・・・・・・・」
D??? みつくち 篠原美奈子 2012
うーん。わからん。(←ごめんなさい)
でも、なんか、嫌いじゃない。
D??? ???? 株田昌彦 2012
(すんません。作品のメモがどっかいっちゃって・・・・・)
”農舞台” には、変なやつらがいっぱいいました・・・。
会期終了まで、あと24日・・・
大地の芸術祭 ゲロンパ大合唱 [アート]
「大地の芸術祭」 の開催される「妻有」地方へは、2006年以来毎年4日以上は訪問していると思います。 なにせ760㎢という広域に作品が点在しているので、以前はどこへ行っても「混雑」などすることはありませんでした。 山の中の部落に作品があったりしても、作品を観る10分やそこらは、道にチョット自動車を止めさせてもらって・・・という感じでしたが。それが、一昨年あたりからですか、(場所によっては)駐車場待ちや、渋滞ができるようになっていました。 今年は、駐車場整備や誘導が格段に進んだ印象があります。
18日に発表された中間発表では、主要施設・作品の入り込み客数は全体で先回比37%増だそうです。 やはり今年は、かなり多くの方が訪問されているのですね。
新聞発表された数字を抜粋します。
8月18日までの会期前半3週間の、キナーレ・キョロロ・農舞台+主要21作品 の入り込み客数
①越後妻有現代美術館キナーレ : +77% 34,270人
②キョロロ : +141% 21,672人
③まつだい農舞台 : +50% 16,465人
④主要21作品 : +12% 89,381人
合計 : +37% +約45,000人
理由
①好天に恵まれた
②認知度が上がっている
③キナーレの発信力
④全国の中学生以下を無料にした
・・・とのこと。
今年の開催は、補助金がもうないことや、昨年の地震の影響で破損した作品もあったりして、かなり縮小されるのではないかと思っていましたが・・・、うれしいことです。
県外ナンバーの自動車も多く、できるだけ良い思い出を持っていっていただきたいものです。
D155 ゲロンパ大合唱 大西治・大西雅子 2009
うっ・・かわいい・・・・
このふざけたカワイイやつらは、これでも ”堆肥製造マシーン” という、人様のお役に立つおりこうな連中なのですよ。
しかも、今年はこいつら12体がどこかをパレードするそうな(E002 ゲロンパ大行進)。
いつ、どこをパレードするかは秘密らしい・・・。
会期終了まで、あと25日・・・
大地の芸術祭 津南エリアの2作品 [アート]
M038 建具ノモリ 山本想太郎 2012
なぜ”モリ”なのか・・・。 観て、中に入ってみて分かった様な気がしました。(← あくまで、”気がした” です。)
妻有の情景の中を、跨いだり、くぐったり、迷ったり・・・。
M041 見えない村を目印にして 本間純 2012
「何かいるぅ~!」
「いる~~」
アイデア自体は特に目新しい訳ではありませんが・・・。
本間さんの作品は数点ありますが、すべて全く別な傾向の作品です。
次はどんな・・・? という期待をしてしまいます。