ベレッタ M9A1 [モデルガン]
ベレッタ M9A1
ベレッタ繋がり・・・。もうしばらくお付き合いください。
アメリカ軍御用達の「M9」のアップデート・バージョンです。
主な変更点は・・・
① ピカティニー・レールを装備。
② トリガー・ガード前面形状が平坦に。
③ グリップのバックストラップ上部におおきく窪み形状を追加。
④ グリップのバックストラップにチェッカーリングを追加。
⑤ グリップのフロントストラップ部をチェッカーリングに変更。
⑥ サイトを3ドットタイプに変更した。
⑦ マガジン・ウェル(挿入口)に傾斜を付けた。
⑧ マガジンを砂対策タイプにした。
(参考:ベレッタ社の資料)
写真は、KSCのガスガンですが、上記の⑨以外はすべて再現しています。
ベレッタ Px4 ストーム [モデルガン]
ベレッタ Px4 ストーム
M9(M92FSシリーズ)は、販売好調なものの、悩みがありました。
① スライドの強度不足で、大口径のバリエーションが作れない。
② プロップ・アップ式のショート・リコイル機構では、小型化に限界がある。
③ ポリマー・フレーム化が困難。
そこで、時代の趨勢に合わせる様に開発されたのが、「Px4 ストーム」
デザインはなんと、前作M9000Sに引き続き、「ジウジアーロ」
(「90-Two」もそうです。)
口径は、9mm×19NATO(パラべラム)、9mm×21 IMI、.40S&W、.45ACP
(パーツ交換でコンバージョン可能)
東京マルイのガスガンです。 予約までして購入しましたとも。ええ。
銃身長4インチのコンパクトなガンです。 もう・・・好みですよ。ええ。
実銃のバリエーションは:
銃身長:4.6インチ・・・スペシャル・デューティ(45ACP)
4インチ・・・・・フルサイズ(9mm、40S&W、45ACP)
3.2インチ・・・コンパクト(9mm、40S&W)
3インチ・・・・・サブコンパクト(このモデルのみ、ティルトバレル式 9mm、40S&W)
いつもはこんなホルスターに入れてます。 ・・・というか、このガンだけは、撃つ気満々 いつでも使える様、予備マガジン2本、ゴーグル、的、BB弾、ボンベ、シリコンオイル等・・・一式をまとめて箱に入れてます。 撃ったことはありませんけど・・・
お気に入りの一丁。 モデルガン出ないかな~(←こればかりですけど・・・)
ベレッタM92FS ヴァーテック [モデルガン]
ベレッタM92FS ヴァーテック
「ベレッタM92FS」 のバリエーションの一つ。 特殊部隊、法執行機関向け。
日本でも警視庁捜査一課特殊捜査班(SIT)が使用しているらしいですね。
さて、このモデルガン(ガスガン)は、KSCのもの。 現在絶版になってしまったのか?KSCのウェブサイトからは消えています。
特徴は・・・
① 銃身長が、普通のM92FSより約6㎜短い。 (スライドからはみ出た分カットされた感じですか・・・)
② グリップ後部がストレート。
③ グリップパネルが薄い。
④ ピカティニー・レールを採用。
⑤ トリガーガード前面形状がフラット。
⑥ 上面幅の広い専用スライド。
⑦ Fサイトが別部品。
⑧ Rサイト
⑨ トリガーのストロークを変更。
ストレートのグリップ形状と薄いパネルのおかげで、握りやすくなっています。 このヴァーテックが装着している実銃用のグリップパネルは、KSCのものより薄く、さらにGoodです。
ピカティニー・レール。 フレーム面が凸凹?になっていて、取って付け感満載です。 それでもカッコイイぞ
「90-two」 に至っては、開き直ってわざと目立たせて、さらにカバーまで付けてますね。 素敵っ
ヴァーテック専用スライド。 上面幅が広く、ややごついです。 理由がわかりません。(どなたか、教えてください・・・)
この「ヴァーテック」は、M92FSシリーズの中で特に気に入っている機種です。 このフレームと、センチュリオンの4.3インチバレルとスライドの組合せが、自分的に理想かもしれない。
ところで・・・
「ベレッタM92FS」 という拳銃。 アメリカ軍に採用されて30年近く経つのですね。
名銃と言われたり、駄作と言われたり・・・。 よくわからん。 実銃に触れられない日本在住者には、専門誌やウェブサイトからの情報が頼りなのですが・・・、両極端な気がするのは私だけでしょうか?
まあ評価についてはこれからもウォッチを続けるとして・・・
精度の高い銃であることは確かなようですね。 25ヤードから60㎜に楽に入れられるとか。(他の銃では、100㎜程度。) でも実用上それが必要かと言われれば・・・それまでですなぁ~。
わたし的に、趣味的には・・・大好きです
もし、1丁だけ実銃を買えるなら、ベレッタ90-Two F のストレートグリップ がいいです。
Cz75 [モデルガン]
Cz75 2nd Version
Cz(チェスカー・ズブロヨフカ国有会社(チェコ兵器廠国有会社))によって、1975年にリリースされた拳銃。
口径は9㎜パラべラム。
SIG P210 の工作精度を模範にしつつ、ダブルアクション・ダブルカラムマガジン・コック&ロック可能なセフティを備えるなど、当時最新トレンドの拳銃といえます。 加えて、コスト度外視の工作、良い品質の割に安価であるなど、評価の高い拳銃です。 (一方では、かみ合い精度が高すぎて作動不良を起こしやすかったとか。)
極めつけは、かのコンバット・シューティングの神様・ジェフ・クーパーにして「45ACPなら、世界最高のコンバットオート」と言わしめたことと、簡単に入手できない共産圏(チェコスロバキア)の拳銃であるというミステリアスさもありアメリカで大人気になりました。 初期は個人輸入のようなもので高値で取引されていたそうですが、後にカナダに代理店ができ自由に輸入されるようになりました。(このころはコストダウンバージョンの2nd(後期)モデルにマイナーチェンジ。)
個人的には、園田健一の「ライディング・ビーン」、「ガンスミスキャッツ」に登場するラリー・ビンセントがCz75の初期型を愛用していたのを思い出します。
さて・・・
モデルガンとしては、マルシンからヘンテコなものがリリースされていましたが、所有しているものは「KSC」の後期型のガスガンです。
SIG SAUER SP2022M [モデルガン]
SIG SAUER SP2022M
個人的には、「SIG」といえば、「P210(SP47/8)」という、細身の美しい、精密機械のような拳銃を最初に思いうかべます。
1970年、”SIG” は ドイツの ”Sauer & Sohn” と合併し、プレス加工部品満載?のいかにも安作りの「P220」を開発。 一部のガンマニアを絶望のどん底に叩き落とします。(← おまえ「一人」の間違いだろう・・・。 「P220」は自衛隊でも採用。 日本でライセンス生産をしています。)
しかし、その改良型バリエーションである「P226」は米軍のトライアルに最後まで生き残るほど優秀。
ほぼ採用を確信するにまで至りながら、その座を「ベレッタM92SB-F (92F)」にさらわれてしまいました。
でもその理由が、ベレッタより価格が高かったことと、マニュアルセフティが無かったから…と言われていますから、なんか本末転倒な感じです。
しかしながら、「ベレッタM92F」 は不評なようで、軍の一部や、警察の多くで、この「SIG SAUER」を採用していますから、玄人好みの拳銃の様です。 (映画「44minutes」でも、ロス市警の警官が、ベレッタM92F を、「最悪の拳銃」 と言っています。 そこまでか )
映画でも、「ダイ・ハード」のマクレーンは、1~3まで使用したM92Fから、4ではSIGに変えています。(ブルース・ウィリスのチョイスだったとか。)
「ハワイ Five‐O」 でも、主人公の2人が使っていたような・・・。
前置きが長くなりました。
「SP2022」 は、2004年に登場。
「P226」 を趨勢に合わせポリマーフレーム化+若干の改良を施したモデルです。
口径は、.40S&W・.357SIG・9㎜パラべラム の3種。 もともと前2つの大口径銃として設計されているため、9㎜パラではオーバースペック。
重量は、ポリマーフレームのくせにたいして軽くない。(コントロールしやすく、あえて重くしている。空マガジン付きで855g。)
価格は、自社の「P226」よりは安いものの、他社ポリマーフレーム銃より高価。 金属フレーム拳銃と同等。
なんだかこれだけ聞くと、どこがいいのかさっぱりわからない拳銃に聞こえます。
銃は、トリガー・フィーリングやバランス、打ちやすさ、精度、耐久性など、いろんな評価ファクターがありますから、玄人好みの何かがあるんでしょうねぇ~。
ところで、この「SP2022M」 は、一部の公的機関向けに 「SP2022」 に対して、コック&ロックが可能なマニュアルセフティが追加されたバージョンです。
モデルガン(ガスガン)としては、メーカー「KSC」の限定版。
ワルサーP38 [モデルガン]
ワルサーP38 9mmパラべラム
先回 S&W M19 コンバット・マグナム でしたので、当然今回はコレでしょう。
言わずと知れた、ルパン三世の愛銃。
そもそも、初めて「ワルサーP38」という名前を聞いたのが、ルパン1stシリーズのエンディング曲でした。 最初、なんのことかと思ってましたよ。⇒なんで銃の名前とわかったかも記憶ないんですが。
最近、初めてP38のモデルガンを買いました。
買ったのは、「マルシン工業」からリリースされているダミーカートモデルです。
元々は、やはり30年程前にリリースされたもの。記憶が正しければ、モデルガンでは不可能と言われていた「ショートリコイル」という作動を、「擬似ショートリコイル」という形で実現?し、マルシンの名を高め、その後の擬似ショートリコイルの流れを作った、エポックメイキングなモデルガンでした。
30年と時を経て入手したのですが・・・やっぱり、古さは否めないですねぇ。
造りは思ったより良いです。 動作もマル。(最近のマルシンの傾向か、マガジンの造りはよくないです。)
しかし、いかんせん、設計が古い・・・。
ぜひ、リアルサイズカート化とセンターファイアー化の改良をしていただきたい。 せめてそれが成されれば、もうしばらくは一線のモデルガンでいられると思います。
せっかくワルサーの承認をもらっているのだから、新規製作だったら一番嬉しい・・・。
「コマーシャル・モデル」です。
刻印がかっこいいので・・・。
思ったより小さく感じたのですが、実銃のサイズなんですかねぇ?
「ベレッタM92シリーズ」を始め、多くの銃の模範となった先進的な拳銃です。
P38とブローニング・ハイパワーの2種で、現代拳銃の一つの流れを作りました。
P38のスライドとフレームを前に伸ばしてみましょう・・・。
ほーら、ベレッタM92に見えてきたでしょう?
カートリッジの比較
左:マルシンP38用
右:マルベリーのダミーカート(多分実物と同寸)
こんなに違います。
S&W M19 コンバット・マグナム [モデルガン]
S&W M19 コンバット・マグナム 4インチ .357マグナム
USAでは警察拳銃として人気のあった銃。 扱いやすい中型のKフレームで357マグナムが撃てる・・・とはいえ、耐久強度は十分ではなく、すぐガタがくるとか。 普段は.38スペシャル(+P+なんて弾もあったし)を使って、イザっというときに357マグナム”も”撃てる・・・程度に思っていたほうがいいそうです。
日本では 「ルパン三世」の相棒である 「次元大介」の愛銃として有名ですね。(余談ですが、声優さんが一新した中で、次元の小林清志さんが留任されたのはうれしかった。)
このモデルガンは、「ハートフォード」なるメーカー・ショップが最近リリースしたもの。 元はやはり20年以上前に「CMC」なるメーカーがリリースしていたものを、金型を入手、改修して蘇らせたモデルガンです。
外箱。 感じ良いです。
こんな感じで入ってます。(ホントはマニュアルがこの上にのっています。)
S&W M19 コンバット・マグナム
4インチ銃身モデル
美しい銃だと思います。
このCMC版は、決定版といって良いものだと思います。(良いとこばかりではありませんが。)
ハートフォードでは、各ロット毎に改良を加えています。
今回(多分3rdロット)での改良点はここ。
フレームラグを実銃通りの形状にし、金属の別パーツとしました。(キットではモールド)
右サイド
CMC版では、フレームのグリップ部で、内部の金属フレームが途切れており、その部分の強度が弱く、メインスプリングのテンションだけで、普通に置いておくだけで、グリップが折れるという大不良製品でした。ハートフォードでは改修したようで、同じ現象は(少なくとも私は)起きていません。
シリンダーは、カートリッジのリム部まで収まる”カウンターボアード”。 シリンダーがフレーム部まであるので、長く、かっこいいです。
タナカでリリースされているものは、後期のカウンターボアーが廃止されたもので、差別化されています。 シリンダーはリムが露出する分、短くなります。
さて良いことばかりではありません。
しっかり残るパーティング・ライン。
変な仕上げされるよりはマシという考え方もありますが・・・。
シリンダー上部、トリガー部(4枚目の写真)に派手に残るバリ。
極めつけは、フレームのぐちゃぐやな刻印。
ここは、先回のロットで、綺麗に "MADE IN U.S.A.” に 改修されていた箇所なのに・・・今回は金型が破損しているのでしょうか?
2.5インチモデルでは、レーザー刻印かなにかで入れ直しているそうです。 6インチと4インチはこの状態でリリース。
普通金型直すでしょう?
ガスガン等が、仕上げも綺麗で比較的適価なのに比べ、これが非主流である”モデルガン”の現状を表しているような気がします。
言っては悪いですが、これが20kもする製品の品質と考えると悲しくなってきます。 細かいようですが、全体としてとても良いだけに本当に残念・・・。
メカの再現では定評のあった「CMC」の末裔という素性の良さがあるので、ハートフォードには、もっときちんとした品質でリリースしていただきたいものです。 期待しています。
(残念ながら?造りは、やはり最も新しい「タナカ」のものが一番良いと思います。)
PS
「CMC」の6インチモデルでは、トリガーストップまで再現されていました。 ハートフォードでも「スマイソン」では再現していましたが、6インチでは再現していません。 実銃でもたしかオプションだったかと思うので、無くても間違いではありません。 私は4インチに”トリガーストップ”をつけたいんですが、加工する勇気がありません。
GM-7 についての考察…らしきもの [モデルガン]
GM5から「ヘブンズ・フラワー」のアイのモデル「4.3インチ・ショートスライド・モデル」を製作するという試みをしております。
この件、ブログが実製作に追いついてしまい、現在同時進行となり発表ペースが劇的にスローとなってしまいました。
そこで・・・今回は、
GM-7 や GM5 について、いろいろ後に振った案件をお話したく思います。
1、表記
本ブログでは、タニオ・コバ がリリースしているM1911系モデルガンを、メーカー表記に準じて 「GM-7」とハイフォンを入れています。
一方、MGC系列のリアルサイズM1911系モデルガンを 「GM5」 と、ハイフォン抜きで表記しています。
こんなことは、別に誰に言われた訳でもなく、一般にもあまり意識されていないように思います。
私自身、「GM5」 は、正確には リアルサイズM1911系モデルガン の最初の、スモールカートリッジ・モデルを指し、「GM12」 は、「GM5」をベースにした、リアル・カートリッジ・モデルを指す呼称と、漠然と理解してました。あるとき、「なんで12?」とふと思いウィキペディアで調べたところ、やはりMGC系のガンには「GM1」~「GM12」まですべてあり、「GM7」とはABS製のガスガンのバリエーションの呼称とありました。
タニオ・コバがそれを意識して、あえて 「GM-7」 とハイフォンを入れているのかは不明ですが、MGC系の 「GM7」 と区別する意味で、本ブログでもタニオ・コバのモデルガンを 「GM-7」とハイフォン付で表記しています。
2、「GM-7」 だけは買うまい。
・・・と思っていました。
理由をまとめますと・・・
①そもそも、M1911系拳銃がそれほど好きでもない。
②モデルガン=実銃の模型としてとらえているので、「GM-7」の作動重視で実銃とは異なる構造は、「トイ」的アプローチに感じてしまう。
③仕様も実銃を無視しているように感じる。 既存共通部品をできるだけ利用し強引にまとめている?ため、中には架空の銃も存在するようです。細かい差異など気にしない。
④価格が比較的高価
⑤しかたないこととはいえ、小ロット生産(1ロット毎に仕様が変わり、各100丁程度の生産数)で購買を煽る?
悪いことばかりじゃなくて、すばらしいのは
①作動性がすばらしく良い。不発がすくなく、耐久性抜群。メンテも楽。 「モデルガンは壊れるから安全だ」とかわけのわからない理屈が常識化しているなかで、一線を画する。 GM-7は1000発以上の耐久性を持つとのこと。
②プロップガンとして使用されることが多く、同一モデルの発売もある。
つまりは、
実銃とパーツが交換できる程の完璧な再現や、刻印位置・書体まで正確に再現しようとするモデルガン製作のアプローチとは、真逆といえます。
どちらが正しい、間違い・・・ということではありません。
私自身は、動作より再現の方を重視したいだけですが、でもあまり高価なものも買えません。 結局のところ、GM-7は「アイの銃」が気に入ったため購入してしまったというところです。
M1911系モデルガンについて勝手な意見
GM-7 : 作動性・耐久性抜群。撃って遊ぶためのモデルガン。 バリエーションも豊富。構造や実銃の再現度は低。 3万円~4万円
CAW : 実銃の再現にこだわったモデルガン。作動性はやや問題あり。 バリエーションもまだ少ない。3万円位
六研 : 実銃の再現にこだわったモデルガン。価格15万~ついに20万超えが出現。最も高価。超コレクターズ・アイテム? バリエーション拡大中。
GM12 : 外観がすこしごついようです。 構造の再現も作動もまあまあ。 価格も2万~3万と、トータル・バランスが良いと思います。 バリエーション多いですが、メーカー消滅のため、入手はもっぱらオークション頼み。
マルシン : ロングセラー。 もっとも安価。キットなら1万円位で入手可です。 構造の再現も良と聞きますが、スライドの下端が外に開いてしまうとも聞きます。 バリエーションは・・・ほぼ皆無。
BWC : GM-7ベースのカスタム。 当然高価です。5万円~。
私自身は、GM12:6丁 GM-7:4丁 を所有しております。 (←ガバは嫌いなんじゃなかった?)
3、SFA 4.3インチショート・スライド・モデル(アイの銃)
アイの銃の形態は特殊です。 5インチモデルのスライド側パーツをカットしただけのモデルなのです。
このようなスタイルの実銃は「M15 ジェネラル・オフィサーズ」 があるくらいですか?
通常の4.3(4.25)インチモデル=コマンダー・モデルは、フレームの前部ダストカバーも短縮されています。(S&Wのカタログでは、5インチモデルのフレームを「ラージ」、4.25インチモデルのフレームを「ミディアム」と称しています。) それに伴い、スライドのストロークも変更されているのです。
よって、「アイの銃」を製作するときに、コマンダーのスライドを使用してはいけなかったのです。
タニオ・コバがショー・モデルとして「SW1911PD」(4.3インチショートモデル)をリリースしましたが、これも単にスライド側をカットし刻印、エキストラクター等をS&W仕様に変更したものです。 本来は、ミディアム・フレーム化とストロークの短縮が必要なのです。 あっさりそれらを無視し、PDを名乗ってリリースするあたりが、タニオ・コバです。 またSW1911は、オートマチック・ファイアリングピン・ブロック・セフティが備わっているのですが、当然そんなことも華麗にスルー。
4、参考写真
フレーム内、ディスコネクター位置の比較
上:GM-7
下:GM5(GM12)
GM5(GM12)の形状のほうが実銃に近いです。
上:GM-7 4.3インチショートスライドモデル
下:WAガスガン SW1911PD ガンサイト
フレームの長さの違いがお分かりいただけましょうか?
WAガスガン
SW1911PD ガンサイト・エディション
4.25インチ、ミディアムフレームを再現していると思われます。
実銃写真(S&Wのウェブサイトより)
GM-7 SW1911 [モデルガン]
「GM-7 だけは絶対に買うまい…」
と…思っていたのに、気が付いたら3種類4丁が目の前にございます。
2種類3丁はすでにご紹介いたしました。
今回ご紹介するのは、「SW1911」 であります。
コルトM1911・通称ガバメントのパテント失効後に登場した、所謂”クローン・ガバメント”の一つ。
コルトとはライバル?のS&Wがリリースしたものであるところがミソです。
GM-7 SW1911
2012年5月にリリースされたものです。
このガンの差別化ポイントは
・Fサイトが小型
・サムセフティーがS&W独特の形状
・ハンマーはブラックタイプで、サイドをポリッシュしている。
・S&W独特の外部エキストラクターを再現している。(ただし、標準ではダミー)
・S&Wメダリオン入りのグリップ
・フレームのグリップ前部がセレーション
・エイトマキシマガジン標準装備
・チャンバーのカート確認穴
マッドポリス様謹製「ライブ・エキストラクター」
形状のみのダミーのエキストラクターを実際に動作するよう、部品を新製し改造したもの。(ただし、構造は実銃とは異なります。)
ところで、
このモデル・・・
実銃に無いみたい・・・?
S&W のウェブサイトのカタログの中に、これに相当するモデルは見つかりません。
強いて、一番近いのが
← これ
SW1911 SKU 108282
このモデルは、ステンレスのマット仕上げなのです。
刻印も微妙に違和感が・・・
(WAのガスガンの方が似ていますね。)
あと、トリガーの位置が実銃は前寄りです。
GM-7 は供用パーツを使用しているため、再現されていません。
←Fセレーションが無いけど、このモデルも似ています。
SW1911 TFP SKU 108309
このモデルもステンレスですが、Black仕上げです。
そういえば、S&W1911って、リコイルスプリングガイドの無い閉鎖プラグ型じゃなかったっけ? (←自信なし)
ヘブンズ・フラワー アイの銃 11 GM5版製作 7 [モデルガン]
「ヘブンズ・フラワー」 アイの銃 11
SFA 4.3インチ・モデル GM5版製作 7
スライドの製作 5
アルミアングルに紙やすりを貼るのには「ナイスタック・リムカ」を使用します。 ワンタッチで貼り替えができてなかなか◎です。
で・・・
スライドの前部、セレーションを埋めた部分を削っていきます。
写真では、荒く写っていますが、目をつぶってさわっても、段差がないくらいに仕上がっています。(後でシルバーを吹いて確認します。)
平面部とR部の稜線位置はこの後変更しますので、まだ仕上げていません。
ブッシング取付溝やFサイト用蟻溝という大きな峠を越えたと思うのですが、一向に完成できそうな気がしません・・・
スライドの比較
上:GM5改造中
下:GM-7
平面部の天地寸法の違いがお分かりになるでしょうか?
GM5:約18㎜ に対し、GM-7:約17㎜ です。(幅、全高は同一です。)
最初に感じた違和感はこれが原因だと思います。
GM5は実銃より少し大きいと聞いたことがありましたが、ごついんですね。きっと。
な・・・訳で、この稜線を1㎜程下げる様アレンジするつもりです。